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極上文學「Kの昇天~或はKの溺死~」ネット観劇しました。

Category: 観劇感想   Tags: 極上文學  及川健  植田圭輔  平野良  

極上文學「Kの昇天~或はKの溺死~」
 11月29日昼公演と30日昼公演をネット観劇しました。




1月中には感想あげようと思っていたのに
既に2月もなかば・・



既にネットチケット発売も終了してはおりますが
ネタバレ注意でお願いします。
Kの昇天。及川くんご出演ですし、
梶井基次郎大好きなので

観たいなーとは思っていましたが
及川くん回の都合がつかず断念していたところ
ニコ生放送決まって、うれしくって
速攻ネットチケット買って、うきうきと配信日を心待ちにしておりました。




Kの昇天の朗読劇って、
あの短いお話をどうやって舞台で?と思っていたら
ものすごく素敵なアレンジがされていて
Kの昇天を中心にした梶井基次郎作品の朗読劇になっておりました。



ただ、梶井作品を並べただけではないので
つぎはぎ感もなく、すんなりとKの昇天の一部として
小説とは違う新しいKの昇天の世界を観せてもらった思いです。





Kの昇天は
Kと影法師のらんでぶー。

それが舞台ではどう表現されるんだろう。

影法師にもキャストさんがいたので
その光景がどんな風になるのかは
楽しみであると同時にちょっと心配でした。


想像の中にあったKと影法師は
とても地味な情景で
だけどとても不思議な情景で

それが舞台ではどんなふうになるんだろう?


舞台のKと影法師は
とても不思議な美しい情景となって表れました。


もうこれだけで観てよかったと思えるくらいのきれいさと
ちょっとした恐ろしさ。


小説のイメージとは全然違うのだけど
そのきれいな世界は新しい梶井基次郎の世界で


私の好きな梶井基次郎の別の面を観せてもらった気がしました。



Kの昇天の間に
梶井基次郎の色々な話が差し込まれる。

それをKの話として話される。

その一連の流れで
もともともっていたKへのイメージは
まったく違う雰囲気になったように思うけど

それは全然嫌なものではなくって

新しいきれいな世界が観れて幸せ。


小説でのKの印象は
地味でおとなしく
消えても気づかないような人物だったけど。

舞台のKも基本は同じように思うのだけれど
気づく人だけが感じる「魔」が
ちらちらとというか
はっきりと表面に表れているようで
魅力的で、

更にさしこまれる話が
Kのエピソードとして語られることで
ますます別のKを作り上げていく

小説のKとはどんどん印象が離れていくのに
だけどイメージが悪くなるわけでもなく
別のKを観ているという印象。

植田くんのKと平野くんのKがまた全然別物で
それもそれぞれのKを楽しむことが出来ました。





舞台の真ん中に浮かぶ月がとても印象的。

Kの昇天はやはり真ん中に月がなければ


Kと影法師の美しいらんでぶー。
でもそこに浮かぶ影が残念。

影法師の影と
影法師ではないKの影。


Kの影がいっぱい、なのはいいんだけど
影法師の更に影ってやっぱり変。


とはいえこればっかりは仕方ないよね。というのは分かっている。
でも、あまりにきれいな光景だったので
影法師に影がなかったら完璧だったのに、とついつい思ってしまいました。






さて、及川くんの演じた『主人公』は、、、
猫…なのでしょうけれど、


『僕』に手紙を書いたのが『主人公』なので
そうすると猫が手紙を書いたのかしら?


その辺りはもしかしたらしっかりと整合性をもとめてはいないのかもしれないけれど

『主人公』が『僕』に『K』の死亡を知らせる手紙を書いた
それを読んだ『僕』は『K』についての思い出と
自分の『K』への想像をめぐらせる中で手紙の差し出し主である『主人公』についでも想像する

だけどそれがどんな人物なのか想像することが出来ず
『K』の友人として紹介されていた猫しか思い出すことが出来ない。

だから『僕』はその猫に語りかけるつもりで手紙を書いている。


そんな様子なのかなーと考えながら観ておりました。






劇中にはお遊びコーナーも設けられていて
箸休めっぽく

濃厚な梶井基次郎のもうひとつの世界を
堪能できました。



音と動き
そして光の動きの流れが
とてもきれいで


総てがひとつの世界をつくりあげている。





ラストの昇る月は
きれいすぎて息をのんだ。

劇場で観てたらこの月はどんな風に観えただろうか。


そして
月に飲み込まれたような、
海に沈んだようなK。


ただただ吸い込まれるように
みつめていました。






及川くん出演回を観た後、
どうしても他の『主人公』も観たくなり、佐藤貴史さん回も観ましたが
中村龍介さん回観損ねてしまって残念。


全パターン観たくなるくらいに素敵な世界で
本気でDVD化して欲しい。


できれば及川くん回で。
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