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「完熟リチャード三世」を観て来ました

Category: 観劇感想   Tags: 柿喰う客  

柿喰う客 女体シェイクスピア007
 「完熟リチャード三世」
2月14日昼公演を観て来ました。
劇場に入ると
客席の前にはとても素敵な真っ赤な幕。


ずっと観ていても飽きないような
とても素敵なデザインの幕を見つめていると



幕の向こうで足音。

そして幕が落ちる。


そこに広がっていたのは
赤と白のチェス盤。


そして7人の女優。


チェス盤の上の女優たちは
クイーンになった駒のようでもあった。



7人の女優が次々と役を変えて物語を紡いでいく
。。のだけど、そこで物語が進んでいく、というよりも

振り返って語られているように感じた。


それは歴史劇だからそう感じたのかもしれないけれど、
だけどそれは歴史というよりは女たちが観た過去の話のようだった。


女たちを通してみた人々を観ているみたいに思えた。



そう思った原因のひとつは
最近聴いたKikubonの「銀河英雄伝説外伝2」
ユリアンの日記を朗読するというもので
アニメのユリアン役佐々木望さんが朗読されているのですが、

その配信にあたって、収録の裏話を伺うニコ生にご出演されていて
その時に、
日記に登場する色々な人物のセリフを言う際、
そのキャラの声の真似をするのではなくて
ユリアンから見た、ユリアンを通してみたそれぞれのキャラクター
という意識で朗読されているというお話がとても心に残っていて、

確実にその影響でそう思ってしまったわけですが、


女優が演じているからというわけではなく、
女から見た男たちという印象をとても受けて、


それじゃあ誰から見た彼らなのかな。

それとも実際に「見た」わけではなくて
後の世で、歴史書を読んだ女から見た彼らかなと

勝手にあれこれ思いながら観ていて、
最初は後の世の女かなーと思っていたのだけど、

話が進んでいくと次第に
これはマーガレットとリチャードの母とエリザベートから見た彼ら
なのではないかなーと思えてきた。



そう思ってみると
最期リチャードが僕が死んでも誰も泣かないんだと悲しむ様子などは
彼女たちが彼を憎みきれていないようにも感じる。


リチャードが彼女たちを嘲笑うのは
彼女たち自身が悔いている気持ち。




昔を思い出して語っているような
振り返って、思い返して、補完しているようにも感じた。


やっぱりそれは歴史劇故だったのかな。




エドワード四世とリッチモンドが同じ役者 というところに
お前のことなんかなかったことにしてやるんだというおんなたちの呪いを感じた。





そして幕が
落ちるように閉まり

始まる前と同様に広がるきれいな幕は
今までのことをまるでなかったことにしたように感じた。
これも呪い。




たぶん、
作り上げられた意図とかとは
全然違う受け取り方をしたんじゃないかなとは思うけれど、

とても魅力的で怖い世界でした。






あ、個人的に
リチャードはたぶんかっこいい人だったと思っているのです。

だって言われているように
そんなに姿かたちから何もかもが醜い人が
これだけ女たちを口説いたり言いくるめたりできるでしょうか。


だから、どこか魅力に感じるような容姿だったのだと思っています。


だけどあまりにも恨まれるあまり
何もかもとても醜い人物だったと言い残されていると思って今回も観てました。


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