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「マクベス」を観て来ました

Category: 観劇感想   Tags: シェイクスピア  マクベス  佐々木蔵之介  

「マクベス」
 7月17日夜公演を観てきました。




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精神病院の閉鎖病棟。
そこに収容されたひとりの患者。

病棟の中、彼はひとりきりで「マクベス」を語り始める。
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これだけの情報で
もしもこの「マクベス」を観ていたら

きっともっと色々な事を思いながら観れて、
もっと衝撃を感じて、
もっともっと楽しめただろうに。。



今回マクベスを観たことでの
最大の後悔がこれ

佐々木蔵之介さんの舞台は
「ショーシャンクの空に」に続いて2作目なのですが、

えと、彼は舞台で必ず脱がなくてはいけないという
何か枷を負っているのでしょうか?



まさかこちらでも脱いでいるとは思わずに
びっくりしました。








マクベスと患者が二重になって目の前にあるという
面白い体験。



ほぼ一人舞台でしかも閉塞空間なのに
だからこそ見られる世界の広がりが素晴らしかった。



マクベスを観ているのか患者を観ているのか分からないうちに
どんどん物語は進んで行って、
そして患者の過去も混ざりはじめていく。


彼はなぜここにいるんだろう。

彼の病状はどんなものなのだろう。

この病院はどういう病院なんだろう。

彼は何か罪を犯してここにいるのか。

彼は罪を犯したと思い込んでいるのか。

それとも彼を被害を受けた側なのか。



どの場面にも彼に対する疑問が沸き起こり
次の場面でその疑問の答えのようなものが出てきたかと思ったら
その次の場面ではそれが覆される




彼はこの物語の主人公でありながら
物語自体はマクベスであり、
彼の物語ではない。



この構造が面白く、
彼について分かることなく物語は閉まっていくのが面白い。



だから終わった後も
あれこれと彼に対して想像を巡らせることが出来て、

もっと経ってから
あれはこういうことだったのかも と新たな面が見える可能性がある。


全部の答えがないというのは
すごく好き。


自由に観ていいんだなって思えるから。




なんだけど。
今回、当初はブログの冒頭に上げたような
精神病院の患者がひとりでマクベスを演じる
ということしか把握せずにいたのだけど、

観る直前に


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「マクベス」の物語とともに、次第に明らかになる患者の過去。
彼に何があったのか?何が彼に「マクベス」を語らせたのか?
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というあらすじ後半をみてしまって。。。。



えと
患者の過去は
明らかになりません!



これを考えながら観て欲しいという気持ちから
こういうストーリーだよって書いたんだろうなとは思うものの。



これを見ちゃったから
このあと明らかになるの?と思いながら観ちゃって、


明らかにならなかった!という
逆の意味での驚き。。。。



こんな風に思わずに観ていたら
もっと素直にひとつひとつを観ることが出来て
もっとよい体験になっただろうに ということが
とても残念でした。


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