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日本のゲーム機

戯伝写楽を観てきました

Category: 観劇感想   Tags: 中川翔子  橋本さとし  東山義久  山崎樹範  小西遼生  吉野圭吾  壮一帆  

cube 20th presents
Japanese Musical「戯伝写楽2018」
名古屋公演を観てきました。



初演を観れなくて後悔している作品を
やっと観に行くことが出来ました。


とはいえ
初演とはきっとかなり雰囲気違うんだろうな。





今回の舞台は
キャラクターがとても魅力的。


江戸の町をベースにしたビジュアルなどの見せ方は
江戸の町の華やかさと
今までの価値観を覆そうという蔦屋の心意気を
今感じさせようとしているかのよう。



ただそんな世界観の中ではあるけれど
キャラクター寄りのつくりで
世界観の構築はちょっと中途半端な印象。


どうやら初演の時は
世界観の構築、演出、見せ方を中心に作られていたそうなので
今度はキャラクターに。ということだったんですね。



やっぱ初演も観たかった。。







中川翔子さんのおせい。
浮世離れした雰囲気もあっていて
とても魅力的でした。

「写楽」がこんな女性では
たしかに世間になめられだろうなという説得力もあって。

終盤の鬼気迫る狂いっぷりにも圧倒されて。



終始「狂気」を感じさせながらも
序盤はそれを可愛く可愛く見せて
終盤は恐ろしさを感じさせて。







十郎兵衛は
そもそも魅力的な人物で
江戸の気になる人物のひとりです。



個人的には能役者の彼が
歌舞伎をどう捉えているのかなというのは
ちょっと気になる点なのですが

この舞台ではなんということもなく
普通にさらっとしていたので
実際のところもさらっとしていたのかもなー。


彼が絵師を志した動機については、
私は能も好きなので
んー。。そうかー。。。とちょっと悲しいとこもあって


でもそんな風に志していた割には
「写楽」の影武者的な役割をするのがちょっと理解しがたい。

だけどそれは
おせいの絵にそれだけの魔力があったということなのかも。


けど十郎兵衛だけはおせいの絵を観た衝撃が薄い気もして。


じゃあおせい自身にそれほど惚れ込んだのかというと
そういう感じでもない。


かといって
そうは見えないと断定もできないような
実にふんわりとしている。

捉えどころがない。


だから魅力が損なわれないし
もっと知りたいと見てしまう。





名古屋の与七は東山くんでした。



ほんとになんも情報見てなくて。

あれ?与七Wキャストなのは知ってたけど
一回公演の名古屋はどちらなのかしら?って
席に座ってから思って。

チラシで確認しよと見たら
名古屋一回だけなのに与七Wキャストとしか書いてない。。
えええええ?なんてことだ!ということで
はじまるまでどちらだろう??と思ってました。


与七が十郎兵衛を気にかけていたのと
十郎兵衛がおせいを気にかけたところは
ちょっと似ている。


与七は野心とクレバーなところが魅力的。
そしてやっぱ十返舎一九なのよねこの人というのが
目が離せない理由かな。



この後数々の作品を生み出していくんだという
才気を練り上げて行っている感じ。


与七と十郎兵衛それぞれのおせいとの係わりで
どちらのキャラクターも際立ってくるところも見どころ。




この先の才気に繋がっていく役どころというと
山崎樹範さんの鉄蔵もだけど


鉄蔵は。北斎???とちょっと思った。

ただ
おせいの影響を一番受けたのは
間違いなく鉄蔵。


おせいはちょっと
お栄を思い出させる感じもあって

おせいに振り回されて
そしてこの先お栄が生まれるんだなーと思うと
波乱万丈だなーと思ってしまった。







小西遼生くんの歌麿。
やなやつ 笑


だけど
すっとした佇まいは美しく
歌麿の絵の魅力を姿で表してくれたよう。




自分の技量を分かっていて
それを生かした絵を生むことを信条として


達観していてなんでも受け流せるようにも
そう見えてもろく崩れやすいようにも見えて

彼の内側を知りたくて観ていたくなってしまうのは
カリスマ性なのかも。







堅実派な鶴屋・歌麿と対照的に
やんちゃな蔦屋・十郎兵衛・与七

対比させるように見せられると
やっぱり蔦屋は魅力的にみえてしまいます。




そしてその間でふわっとしている吉野圭吾さんの太田南畝

太田南畝を圭吾さんって
素晴らしい!



品の良さと俗っぽさと
才能ある佇まいと隠居したような空気感と


物語を動かしていく役どころで
だけど彼自身は中心にいないという面白い立ち位置を
魅力的に演じて下さって
出てくるとなんだか嬉しくなりました。


可愛らしくて憎めない。





壮一帆さんの浮雲は
浮世にはいられない存在で始終いて

おせいは一見浮世にいるけれど魂は別の世界にいるような存在だから
その対比も上手いし、恐ろしい。






今作はJapanese Musicalと銘打たれているのだけど

Japanese Musicalってどんなものを指せばいいんだろうと
なんかちょっと改めて考えてしまった。


日本オリジナルミュージカル全般?
それとも日本的な題材を使ったもの?


色々考えてみて
どれもそう呼んでも差しさわりはないのだろうけれど
そう呼ばれるべきものは
日本国内よりも、海外から観た時に
日本のミュージカルの特徴のようなものが見えて
それがそう呼ばれていくのかなー。と思えた。


だからそう呼ばれるものが見えてくるように
たくさんの日本発信のミュージカルが生まれるといいな。

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テーマ: 舞台・ミュージカル | ジャンル: アイドル・芸能

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